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「スクリーン」紙に掲載された広告

祖国は誰れのものぞ [Le quattro giornate de Napoli]

第二次大戦末期、1943年のナポリで実際に起こったことを再現したネオレアリズモ・タッチのレジスタンス映画。原題はナポリ市民がドイツ軍に対してゲリラ戦を展開した9/28から10/1までの4日間のこと。

戦後20年たってもナポリ市民には忘れられない/忘れてはならない4日間であったとはいえ、映画公開時のドイツでの反応は芳しいものではなかったという。

イタリア解放の流れ→ 参考 : 「戦火のかなた

  • 1943年7月10日 連合軍シチリアに上陸
  • 1943年9月8日 イタリア政府は連合軍と休戦協定を結んだことを公表。これを機に、ドイツ軍はナポリ以北を支配
  • 1943年10月1日 ナポリ、市民の蜂起によりドイツ軍を撤退させる
  • 1944年6月4日 ローマ、連合軍により解放される
  • 1944年8月11日 フィレンツェ、パルチザンにより解放される → 参考 : 「サン・ロレンツォの夜
  • 1945年4月25日 北イタリア主要都市、パルチザンにより解放される

<作品データ>

製作 / 1961 イタリア

監督 / ナンニ・ロイ

キャスト/ レア・マッサリ
       レジーナ・ビアンキ
       アルド・ジュフレ
       ジャン・マリア・ヴォロンテ
       ジャン・ソレル
       (左の広告には出演者の欄に”ナポリ市民”と
       書かれているのが見える)

媒体 / ソフト未発売
     ※ Lingaviva(語学学校)のライブラリーにはビデオが
       あるそうです。日本語字幕はついていないようです
       が、Lingavivaに通っている方は借りてみてはいか
       がですか?

Le quattro giornate de Napoli