CinemaItalia

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 「カテリーナ、都会へ行く」 Caterina va in citt?
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)04:20


父親の都合で、田舎町からローマへ引っ越してきた13歳のカテリーナを中心としたストーリーで、いろいろな意味で大都市の生活になじめない家族の姿が描かれています。

主役のカテリーナは、かわいい顔立ちをしているんだけれど、おっとりしていて役にぴったり。新しいクラスは、女の子たちがグループ化していて、「こういうのってどこにでもあるんだ」という感じ。さらにリーダー格の女の子ふたりが、著名人の娘だったりするから話はさらにややこしいことに。その中で、振り回されつつも、自分を取り戻していくカテリーナがよかったです。

お父さんはセルジョ・カステリット。昨年の「母の微笑み」とはうって変わって、ちょっと情けない、しかし”突っ走る”タイプの父親。最後まで、突っ走っていってしまいました。

お母さんはマルゲリータ・ブイ。大都市のペースどころか、家族の会話のテンポにもついていけない、お母さん。ストーリーに占めるウエイトは大きくないんですが、良い味を出していました。(ダヴィッド・デ・ドナテッロの助演女優賞をもらうほどとは、思いませんが)

楽しい作品で、今日までの6本では、私の1番はこれ。
クレジットが流れている横に、「その後」のシーンも少し出てきますので、最後まで見ることをお薦めします。

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投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月2日(日)21:52


かわいい〜、カテリーナ。あんなパパとママのもとで育てば、俄然しっかりするはずですね。
うん、特にラストとか、かわいいなあ。
運転手がダニエラにビンタしたときは、すーっとしました。ほんとに、ワルガキどもめ!
ベニーニも登場したデモの移民排斥法は、旅行者でも8日間以上は滞在許可証が必要、というあの法律ですね。法律施行後の旅行で今まで1回も滞在許可証とってないけど。
マルゲリータ「ママ」は、そうですね、助演賞ってほどでもないですね。ボケボケぶりは面白かったけど。
モンタルト・ディ・カストロってどこ?さがしてみると、Fiumicino空港からずーっと海岸沿いに北上すると、トスカーナ州の境にありました。

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 私の一番(ネタばれあり?かも)
投稿者/niraさんの ホームページ
投稿日/2004年5月5日(水)00:16


は、カテリーナでした。
ほんと一般公開向きだと思ったんですが、実際はどうなんでしょうね〜
微妙にイタリア国内の情勢がわかってないと、意味わからんって感じもあったし・・

私は運転手のダニエラへのビンタには愛を感じたんですが、深読みしすぎでしょうか?

この映画も「向かいの窓」の彼が結構ポイント高くて、好きです。
でも、最後の最後の「ブラボー、カテリーナ」の声がまたいとこの声に聞こえて微妙です・・。

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 「向かいの窓」la finestra di fronte
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月2日(日)04:24


オズペテク監督作品。「無邪気な妖精たち」の出演者が数多く出ています。夫、友人、お隣の奥さん。「オズペテク組」なんでしょうか。特に、お隣の奥さんのセッラさんは今回もいい味だしてます。テーマは、なんとなく前作に相通じるものがあります。今回もローマだし。ジョヴァンナとラウルの美男美女ぶりに注目、と紹介されてるのだけれど、ラウルはちょっと存在が薄くて。(私はやっぱりステファノさま一筋なので・・。)
この監督の作品は食事のシーンが多いように思いますが、今回は特に重要なポイントです。それから音楽の使い方も上手です。オズペテク監督作品、今までハズレがありません。
ちなみにこの回は満席でした。

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)09:44


ジョヴァンナの夫婦が出会った記憶喪失の老人と、老人をきっかけに親しくなった向かいの住人・ロレンツォ。老人やロレンツォとの関わりを通して、家族のため、生活のために押し込めていた自分の夢に一歩踏み出すジョヴァンナの変化が描かれています。

> ジョヴァンナとラウルの美男美女ぶりに注目、と紹介されてる

ラウル・ボヴァを薦められていたこともあり、このふたりが軸となる、恋愛メインの話を想像していて、「想像通りなら、ベタベタでいやだなあ」と思っていたんですが、良い意味で期待を裏切る作品でした。

記憶をなくしてるせいで謎の多い老人なのですが、その謎が、それぞれの事実とひとつひとつ符合していく部分が丁寧に描かれています。この老人とセッラさんが、あと一歩踏み出せずにいるジョヴァンナの背中を押してやる役割。ロレンツォより、存在感も味もあり、意味も大きいので、ロレンツォは霞んでしまった感がありますね。

現状の問題や、その解決に力を添えてくれる人々や、主人公の最終的な選択など、前作に通じるものがあります。そして、想像以上に良い作品でした。

>ちなみにこの回は満席でした。

キャンセル待ちの列もできていました。私が観た6作品の中では1番混んでいたと思います。

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 あの紹介文だと
投稿者/niraさんの ホームページ
投稿日/2004年5月5日(水)00:08


こてこての不倫モノ想像しちゃいますよね〜
最初から違うし。でも、あの出だしも、うまいな〜って感じでした。
出来ればもう一回観たかったんですが、1回目の人気度を観てやめてしまいました。
オズペテク監督作品は是非一般公開して欲しいものです。

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 「過去の力」 La forza del passato
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月3日(月)02:19


40代の童話作家・ジャンニが、父を亡くした後、かつての父の友人と名乗る男と知り合う。その友人から聞かされる話は、ジャンニの知らない父の姿だった。舞台はトリエステ、ユーゴとの国境も近く、かつては「未回収のイタリア」と呼ばれた地域。

昨日まではまったく見知らぬ人(少なくとも自分にとっては)が、自分の知っていた世界を根底から壊してゆく。彼のことばは、100%信用することも、否定することも難しい。崩されたアイデンティティを再構築するため、ひとつひとつの事柄を受け入れ、自分を納得させていかなければならない。
事実を受け入れることを決意する、「暖炉の秘密」のシーンが印象的。

今回のほかの作品とも重なるモチーフがみられるのですが、これはブルーノ・ガンツの怪演が光ってましたね。

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投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月4日(火)21:48


今回の映画祭のテーマを最もよく表した作品だと思います。
真実を知ることが必ずしも善とは限らない。最後に妻に語る言葉はグっときます。
ブルーノ・ガンツにストーカーされたら、かなり怖いと思いますね。

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 「心は彼方に」il cuore aitrove
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月2日(日)04:23


今日の一番です。20世紀初頭のボローニャがなんともロマンティック。「超」純粋青年ネロが可笑しくて。でも最後には「ネロ、がんばれ〜」とみんなで応援してしまいます。
ネロのパパが「彼女」の「特徴」のことでとやかく話すシーンがあるのですが、ちょっと笑えないものがありました。会場で笑い声がしたりしていましたが、私は笑えませんでした。一見、コメディーで笑い飛ばせる楽しい作品、に見えますが実はかなり深いテーマがあるように思います。
上演前に開会式があり、ネロ役のネリ・マルコーレも挨拶しました。はじめの一言は見事な日本語でした。上演後も、舞台上に登場してくれました。終演後も「交流」のための長い列ができていましたが、私は明日仕事なので、ちらっと見ただけで帰りました。
そうそう、入場時にパスタもらいました。

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 ♪八百屋のお店に並んだ
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月3日(月)00:44


不器用で堅物っぽいけれど、微妙におもしろくて、ちょっと惚れっぽいネッロ。息子に結婚相手を見つけさせようとする仕立て屋の父。周囲の思惑をよそに、大恋愛にのめりこむネッロ。1920年代のボローニャとローマが舞台で、特にボローニャの風景が美しかったです。(しかし、ネッロが昔のボスに似ていたので、作品世界に没頭できなかったです・・・・・涙)

軽いコメディなので、誰の言動をとっても、ちょっとずつおもしろいんだけれど、再開のシーンは別。出会いの時に口をついて出た古典のフレーズを、もう一度口ずさむけれど、ネッロに気付かない彼女。(あるいは気付かない振り?)なんとも切ないシーンでした。

> 「彼女」の「特徴」のことでとやかく話すシーン

施設とか盲導犬とか、というくだりですよね?これと合わせて、彼女の姉と付き合わない理由についてのナポリ人のひとこと、そしてネッロは教会へ「誰を頼れば・・・」と相談にいく部分も。

健常者・障害者双方が、健常者の方が優位であると考えていることが伺える描写ですよね。作品は特にそれを批判するというわけでもないようですが・・・・。

全体的に穏やかなせいで、物足りなくもあるのですが、完成された良い作品。2002年の「真夏の夜のダンス」となら、こちらが好み。今日はネリ・マルコーレの挨拶はなし。もう帰っちゃったんですね、きっと。

ラストで歌われていた遊び歌、イタリアでも歌うんだーと思って調べてみたら、フランス民謡でした。(^^)

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 「カリオストロの帰還」il ritorno di Cagliostro
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月2日(日)04:24


ドキュメンタリータッチで繰り広げられるZ級の映画会社のお話。前半は肩の力を抜いて、お笑いコントショーでお楽しみください。後半はうって変わってシチリアのダークな世界へどうぞ。でもエンドクレジットの後、最後にやっぱり笑わせてくれます。

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)04:49


今年の作品の中では異色の1本。「ブルックリンのおじさん」については少し聞きかじっていたので、覚悟はしてましたが・・・・。

1950年にシチリアのトリナクリア映画社が撮った”幻の作品”「カリオストロの帰還」が発見されたという設定の疑似ドキュメンタリー。過去の映画作品と、過去の作品製作風景と、現代のインタビューが交じり合いながら、話は進んでいきます。

主役の兄弟の工房で作られた彫像、個性豊かな(良くない意味で・笑)教会関係者とその名前など、随所に笑いどころあり。

登場人物はそれぞれ”濃い”んですが、なかでもダリのような風貌の男爵と、ひとり芝居がかった<不幸な>アメリカ人俳優が、強烈でした。
(そして、兄弟のひとりカルメロ役はロ・カーショの叔父さんじゃないか!)

後半は、一連の映画騒動の裏にあったシチリア社会の暗部に触れる意外な展開。

Z級映画ファンのグレゴリオくんが、その後の話にどう絡んでくるのか期待しながら見ていたんですが、肩透かしをくらいました(笑)。

後の2本と違い、客席は結構空いていたように思います。面白い作品ですが、人によって好き嫌いがでるでしょうね。こういう作品は映画祭ならではかな。

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 結構笑いました。
投稿者/Ntoniさん
投稿日/2004年5月2日(日)05:55


 ブラックで、時にはお下劣な笑いにあふれていて、暗黒組織やそれとつるんでいる教会権力はしっかり批判する、超パワフルな映画。こういう映画を作り、観客も楽しんじゃう(んでしょうね、もちろん)イタリアってやはり成熟した大人の国だと実感。とても気に入りました。
 フェリーニ映画に多く登場するような『いい顔」の役者さんたちのみを集め、美男美女は皆無!!ビジュアル的に一番かっこいいのは、シチリアに来て『カリオストロの帰還』に主演したため人生を狂わされてしまう可哀想なハリウッドの落ち目の俳優(名前はエロール・ダグラス!!)を演じたロバート・イングランド(『エルム街の悪夢』シリーズのフレディ役で有名)。ポスターやパンフの写真が優雅なロココ衣装を俳優たちが付けている劇中映画シーンのものだったので、お客さんの中には予想していたのとは全く違ったアクの強い映画だったことにとまどった方もいたかも。笑える場面なのに客席は意外と静かだったりしました。エンドクレジットが始まると同時に退席した方も多かったような。
 トリナクリア映画社の作ったチープでとほほな作品群(「聖女ロザリアの奇跡』『放蕩息子の帰還』『ダンス人生(こんなような題でしたよね)』『火星人の妻』)の紹介場面はもう大爆笑!!ドキュメンタリーという体裁の仕掛けもとても巧みで、細部に至るまで計算されたこの作品のしたたかさには感心させられました。編集やカメラワーク等も考えられていましたし、作り手が作品に込められるシチリア人やその社会への痛烈な批判や、同時に抱く愛おしい思いも強く伝わってきました。
 というわけで、私的にはとてもお勧めなのですが、でも、きみちさんがおっしゃる通り、人によって好き嫌いが大きく出る作品でしょうか。観てダメだった方は、ごめんなさい。

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 クレジットの後も
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)09:17


お二方がクレジットについて書かれているのを読んで思い出しました。
この作品は、クレジットが終わった後に、最後の1カットがあります。これから観る方は、最後のカットを見逃しませんよう。

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 「トニオの奇跡」il miracolo
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月2日(日)04:22


事故にあった少年のまわりでさまざまな奇跡が起こります。トニオの友達(太め)は「伊集院光」っぽかった。また「土屋アンナ」chanにもちょっと似てる。(彼女に失礼かな)

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)05:28


トニオくんの濃ゆい眉毛が気になる(笑)一品でした。

トニオが奇跡を起してから、家族も、友だちのお祖父さんも、チンツィアの親子関係ですら、少し良い方向に動き始めるのだけれど、振り子が戻るように、なにもかもが反対側に動いていってしまう。

冒頭部分だけかと思ったチンツィアが、ストーリーの最後まで絡んできたのは少し意外。良くも悪くもスレていないトニオと、年の割りには複雑な経験もして悪いこともためらわなくなってしまっているチンツィア。

ふたりの関わりこそが、トニオが起した”奇跡”よりも、大きな意味のある”現実”だったように思います。

ラストは荒れた室内だったけれど、具体的に映っている情景とは逆に、暖かな気持ちになる作品でした。

・・・・(ストーリーとは関係ないんだけれど)教室の窓の外に広がる海の風景が、印象的でした。

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 ネタばれになるかも、です
投稿者/Ntoniさん
投稿日/2004年5月2日(日)06:20


 絶望しきっていたチンツィアが一人いる部屋をトニオが住所を頼りに尋ねあて、そして....というあのラストが、彼が起こした奇跡だったのかな、とも思います。
 トニオにうまく愛情を示すことが出来ない不器用な父親が印象的でした。最初は、嫌な奴、って感じだったのですが。チンツィアの母親のダメさぶりもね。彼らも含めた大人の姿がシビアに描かれていた作品でした。もちろん、一方的に断罪する描き方ではなく、それぞれが抱えるどうしようもなさが切なく浮き彫りにされる、という形でですが。
 大人たちが救われない分、ラストの二人の場面の『救い」が強く心に残りました。

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 「子供たち」Figli/Hijos
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月2日(日)04:23


アルゼンチンからミラノまで「兄をたずねて三千里」。はるばるやってきた妹にそんな態度はないだろう、にいちゃん。本当の親をさがす旅かと思いきや、軍政下のアルゼンチンという重いテーマがのしかかる・・・。冒頭に出てくるスリリングなスポーツは後々重要な意味があります。
ステファニア・サンドレッリのMamma、こわいよお。

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)05:06


赤ん坊の時に生き別れた双子の兄妹が出会い、親との関係、自分の境遇などに悩み、自分自身のありかたを見つめなおすというストーリー。

作品を観終わるまでは、これは、この兄妹にだけ起こったひとつの事件だと思っていたんですが、実は同時期に何百人もの子供たちが同じような境遇にあったことが描かれています。知らなかったー。

上映後の監督との質疑応答でも触れていましたが、飛行機や塔(?)などの高いところからのショットが数回入ります。これは、アルゼンチンで実際に起きた事実と、主人公の抱える不安の表現を意図したものだそうです。

確かに事実を知ってしまったら、今までと同じ顔をしては暮らせないと思うほどに、扱っているテーマは重いのですが、ストーリー自体はわかりやすかったです。

サンドレッリ、私も怖かったですー。
(パンフによると、この役、ファニー・アルダンが断っているとか。でも、サンドレッリではまっていたと思います)

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 イタリア映画祭2004(5月1日)
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年5月1日(土)21:49


1日ぶりの映画祭、今日も3本観ました。

「カリオストロの帰還」il ritorno di Cagliostro
ドキュメンタリータッチで繰り広げられるZ級の映画会社のお話。前半は肩の力を抜いて、お笑いコントショーでお楽しみください。後半はうって変わってシチリアのダークな世界へどうぞ。でもエンドクレジットの後、最後にやっぱり笑わせてくれます。

「向かいの窓」la finestra di fronte
オズペテク監督作品。「無邪気な妖精たち」の出演者が数多く出ています。夫、友人、お隣の奥さん。「オズペテク組」なんでしょうか。特に、お隣の奥さんのセッラさんは今回もいい味だしてます。テーマは、なんとなく前作に相通じるものがあります。今回もローマだし。ジョヴァンナとラウルの美男美女ぶりに注目、と紹介されてるのだけれど、ラウルはちょっと存在が薄くて。(私はやっぱりステファノさま一筋なので・・。)
この監督の作品は食事のシーンが多いように思いますが、今回は特に重要なポイントです。それから音楽の使い方も上手です。オズペテク監督作品、今までハズレがありません。
ちなみにこの回は満席でした。

「愛という名の旅」un viaggio chiamato amore
ステファノさま主演&2002年ヴェネツィア主演男優賞受賞作品。やっぱり大きなスクリーンで観るのは違いますね。邦題のイメージで面白そうだ、といっている人がいました。印象はどうだったんでしょうか。自由奔放な有名女流作家と分裂症を病む大詩人との悲恋の物語、そして1910年代という時代背景、という前提を知らないと、ちょっとキツイのではないでしょうか。
冒頭の「Batte botte」に始まり、「In un momento」で締めくくるという構成はとてもシンプル。
私はもうステファノさまを拝めるだけで幸せでございます。そして、もう1回観にいくのでありました・・・。

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 座談会
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)03:57


今日は、3本+座談会で、都合4コマ(?)、お尻の痛い1日でした。

座談会は”常連”のルイジ・ロ・カーショ、「子供たち」の監督、マルコ・ベキス、「ペッピーノの百歩」のプロデューサー、ファブリツィオ・モスカが来ていました。

3人とも”マイクを握ったら離さない”タイプで、作品についていろいろなお話をされていましたが、個人的には、ペッピーノにロ・カーショをキャスティングした経緯(話に出てきたロ・カーショの叔父さんって、作品中でペッピーノの父親役を演じた人だったんですね。今気がつきました。)や、「子供たち」の兄役にロ・カーショの名前も挙がっていたことなど、裏話的な話題が楽しかったです。(そしてなにげに通訳さんが楽しい方でした)

ロ・カーショは思っていたよりも小柄。スクリーンでの存在感から、もう少し大きな人を想像していたんですが、小さくてかわいい感じでした。

■■■各作品の感想は、勝手ながら私の都合で、作品ごとのスレッドにまとめさせていただきます。■■■
それぞれの作品の感想を書いてくださる方は、作品ごとにレスしてくださいませ。

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 イタリア映画祭2004(初日)
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年4月29日(木)22:51


始まりましたね。映画祭。年々動員数が増えているようで、並ぶの大変です。
さて、今日は3本観ました。

「トニオの奇跡」il miracolo
事故にあった少年のまわりでさまざまな奇跡が起こります。トニオの友達(太め)は「伊集院光」っぽかった。また「土屋アンナ」chanにもちょっと似てる。(彼女に失礼かな)

「子供たち」Figli/Hijos
アルゼンチンからミラノまで「兄をたずねて三千里」。はるばるやってきた妹にそんな態度はないだろう、にいちゃん。本当の親をさがす旅かと思いきや、軍政下のアルゼンチンという重いテーマがのしかかる・・・。冒頭に出てくるスリリングなスポーツは後々重要な意味があります。
ステファニア・サンドレッリのMamma、こわいよお。

「心は彼方に」il cuore aitrove
今日の一番です。20世紀初頭のボローニャがなんともロマンティック。「超」純粋青年ネロが可笑しくて。でも最後には「ネロ、がんばれ〜」とみんなで応援してしまいます。
ネロのパパが「彼女」の「特徴」のことでとやかく話すシーンがあるのですが、ちょっと笑えないものがありました。会場で笑い声がしたりしていましたが、私は笑えませんでした。一見、コメディーで笑い飛ばせる楽しい作品、に見えますが実はかなり深いテーマがあるように思います。
上演前に開会式があり、ネロ役のネリ・マルコーレも挨拶しました。はじめの一言は見事な日本語でした。上演後も、舞台上に登場してくれました。終演後も「交流」のための長い列ができていましたが、私は明日仕事なので、ちらっと見ただけで帰りました。
そうそう、入場時にパスタもらいました。

ちなみにプログラム(\1,500)の表紙はステファノさまですよ(con ラウラ・モランテ)。もう1册買おうかな。ベネトンの緑の紙袋に入れて販売されています。みんなベネトンでお買い物した
みたいに見えますね。

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年5月2日(日)03:07


始まりましたね〜、映画祭。
私は初日に3本、今日3本観て、明日も3本の予定です。

観客が増え、クレジットの途中で抜け次の作品に並ぶ人も多いようですし(そこまでしなくても十分座れるのにね)、上映の間隔が短くて、食事のタイミングが難しいですね(笑)。

パンフの表紙、ステファノくん♪ (だが、今年に限っていつものクリアな袋ではない)私も手にしたとき、「おおぉっ」と思いましたが、インタビューなどはなく残念。

そして、ロビーのポスターが今年は復活していましたね。ちょっとしたことだけれど、ないと結構寂しいので、各作品のポスターがあったのは嬉しい(^^)

■■■各作品の感想は、勝手ながら私の都合で、作品ごとのスレッドにまとめさせていただきます。■■■
それぞれの作品の感想を書いてくださる方は、作品ごとにレスしてくださいませ。


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 Come quando fuori piove
投稿者/niraさんの ホームページ
投稿日/2004年4月27日(火)00:23


こんばんは〜
映画祭も、もうすぐですね〜
ところでもうご存知かもしれませんがアッコルシのTVシリーズ"Come quando fuori piove"が
ネットで見られるそうです。
http://www.raiclick.rai.it/
ここからCinemaでFictionで2を選ぶと出てきます。
リアルプレイヤーが必要です。
ちなみにうちのへこMacではスペック不足でした。とほほほ〜

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月27日(火)01:28


niraさん、今年も映画祭の季節がやってきましたね〜
というわけで、先程メールしておきました。今年は前半集中型の私。

そして、情報ありがとうございます。
TVだと、ネットで流れることもあるわけだ。チェック不足でした。
で、ちょっと見てきました。

うちのOperaくんはリアルプレイヤーを起してくれなかったんで、結局IEで鑑賞。2分ほど。当然ながら字幕なしはきついわ。

でも”動いている”最新のステファノくんを確認できたということで◎
今度ゆっくり見よう。

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 イタリア映画祭2004 続報
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月10日(土)16:39


イタリア映画祭の”顔”のひとり、ルイジ・ロ・カーショの来日が決定しているそうです。

今年も出演作が2本上映されますし、5月下旬のユーロスペースでのイタリア映画祭傑作選でも2本上映されますしね。そんなわけで、配給の樂舎のページに告知が出ています。

http://home.m02.itscom.net/rakusha/

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月23日(金)16:21


4作品券・9作品券を購入した方の作品予約は4/26までです。お忘れなく。
(当日でも指定可能だそうですが、時間がかかるそうです)
詳細はオフィシャルでご確認を。
http://www.asahi.com/event/italia/

来日する映画人は、ルイジ・ロ・カーショの他、
マルコ・ベキス(「子供たち」監督)
ネリ・マルコ−レ(「心は彼方に」主演男優)
が、決定しているようです。

また会期中2回、バリラからのパスタプレゼントがあるそうです。

端末:210-194-134-34.home.ne.jp
 当分パスタには困らない
投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年4月25日(日)12:15


2回とも私の予定に入ってるので「ぼくは怖くない」に続き、またまた恩恵にあずかってしまいます。やっぱりパスタはバリラですね。

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 映画「炎の戦線エル・アラメイン」
投稿者/新谷さん
投稿日/2004年4月22日(木)00:41


 始めまして。新谷といいます。
 先週の土曜日(4月17日)、日本イタリア京都会館のホールで、イタリア映画「炎の戦線エル・アラメイン」を見てきました。(2002年。エンツォ・モンテレオーネ監督。)
 この映画は、エジプト砂漠にあるエル・アラメインを舞台に、「イタリア人監督エンツォ・モンテレオーネがイタリア軍小部隊の記録と生存者の証言をもとに再現した兵士達の悲痛な戦いの映画」です。
 ロシア戦線に送り込まれたイタリア兵の悲惨さは、映画「ひまわり」を見て、わかっていたのですが、北アフリカ戦線にいたイタリア兵も地獄にいる思いだったのですね。現在、イラクに駐留しているイタリア兵も、この時のイタリア兵と同じ思いをしているのでしょうか?当時と比べたら、水や食料の補給の面では恵まれているにせよ……。本当に、いい映画でした。
 残念なのは、上映期間が短い事と、一日の上映回数が、たった1回だけだった事。今は、もう上映されていません。今の時期、この映画をもっと上映して欲しいですよ。そして、多くの人に見てもらいたいです。特に、自衛隊のイラク派遣に賛成している人間に、見せたいです。
 俳優についてですが。主人公のセッラを演じたパオロ・ブリググリア、リッツォ曹長を演じたピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、フィオーレ中尉を演じたエミリオ・ソルフリッツィ、の3人は、初めて見た俳優でした。ただ、当番兵を埋葬した後、自殺してしまうイタリア軍の将軍を演じていた、シルヴィオ・オルランドは、「ナンニモレッティのエイプリル」や、「息子の部屋」にも出演していました。
 それでは、これで失礼します。長い書き込みになってしまいましたが、お許し下さい。さようなら。

端末:p2064-adsau05kyotmi-acca.kyoto.ocn.ne.jp
 はじめまして
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月23日(金)16:12


新谷さん、はじめまして。
「炎の戦線エル・アラメイン」の詳しい感想、ありがとうございます。

東京でも2週間の単館上映だったので、私自身も見逃している作品なのですが、しっかりした作りの良い作品のようですね。

シルヴィオ・オルランドは、映画祭でも常連の顔なのですが、この作品の登場シーンは短いのですよね?

また、何か気になる作品をご覧になった際は(長さなど気にせず)感想を聞かせてくれると嬉しいです。

端末:210-194-134-34.home.ne.jp
 『コレリ大尉のマンドリン』
投稿者/じゅりさん
投稿日/2004年4月24日(土)00:14


第2次世界大戦でのイタリア軍の悲惨さをこの映画で知りました。私は2回映画館で観ました。

端末:t509225.ipgw.phs.yoyogi.mopera.ne.jp


 題名おしえてください
投稿者/ticoさん
投稿日/2004年4月21日(水)22:57


以前みた英語字幕でみたイタリア映画をちゃんと日本語でみたくて探してるんだけど題名がわからなくて困ってます。ご存知の方おしえてください。イタリアの田舎に引っ越してきた若い夫婦がアフリカにいる息子に会いにいくという隣人の中年夫婦の父親と母親をあずかることになり苦戦するコメディ。しかも隣人は旅先で事故死してずっと面倒をみなくてはいけなくなって・・・・・というはなしです。コメディだけど、ライフイズ・・に匹敵するくらいの名作だと思ったのに日本に帰国してから探してもみつからないよー!

端末:p97-dna36nunoike.aichi.ocn.ne.jp
 はじめまして
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月23日(金)16:06


ticoさん、はじめまして。

お探しの映画ですが、すみません、思い当たる作品がありません。

>英語字幕でみたイタリア映画

ということは、日本以外でご覧になったのですよね? 英語圏で、でしょうか。もしかしたら、この作品は日本に入ってきていない可能性もありますね。

もし、ご存知の方がいれば、レスをお願いします。

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 おしえてください
投稿者/xochitlさん
投稿日/2004年4月20日(火)00:13


はじめまして。nadie me amara como tu (スペイン語のタイトル)というイタリア映画をメキシコのTVで見ました。途中からだったので最初から見てみたいのですが、日本でのタイトルがわからないのと、イタリア語での原題もわかりません。もし知っていたら教えてほしいのです。よろしくおねがいします。

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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月20日(火)11:44


xochitlさん、はじめまして。

さっそくですが、お探しの映画について。
タイトルの「nadie me amara como tu」で検索してみたんですが、1件もヒットしませんでした。んー、行き詰ってしまった……。

で、似たようなイタリア語タイトルのものを探してみましたが、近いのは「Come te nessuno mai」でしょうか。

http://www.cinefile.biz/nessuno.htm
http://akas.imdb.com/title/tt0181396/

L'Ultimo bacioのGabriele Muccinoの作品で、舞台はローマのようです。(日本では公開されていません)

違っていたらごめんなさい。
もし、ご存知の方がいたら、レスをお願いします。

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 Che ne sara' di noi
投稿者/のりへいさん
投稿日/2004年4月19日(月)06:30


今日観てきました。
現代のイタリア人高校生3人が夏休みのバカンス先でさまざまな経験をし
あっと驚くような人生の選択をして、それぞれ大人に成長するというのがテーマの映画で、ふーん、今のイタリアのこーこーせいたちってこんな感じなんだーと忘却の彼方である自分の高校生時代とシンクロさせながら見ました。
でもイタリア映画ってスパイスが効いてるんですよね。
ふつーの青春映画ではないんです。
テーマがちゃんとしてるから、映画を観終わった後にも考えさせられる何かが残るんです。
これからもこちらの映画どんどん観にいかなくちゃ、とはりきってます。

それにしてもこの映画、若い世代が主人公なのでセリフにパロラッチェが多く、苦笑い。若者の言葉の使い方というのもやはり違っていて、一緒に観にいったイタリア人友人の解説が必要でしたー。

端末:ppp-228-19.27-151.libero.it
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投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月20日(火)10:59


のりへいさん、感想ありがとうございます。
言われて見れば、ハイティーンの生活を描いたイタリア映画って、最近はあまりなかったような……。

ふつーの青春映画でない青春映画、観てみたいです。こちらにも入ってくるといいんですが。

また、映画を観たり、情報が入ったりしたら、教えてくださいませ。<(_ _)>

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 再び「ぼくは怖くない」
投稿者/Signora Forseさんの ホームページ
投稿日/2004年4月14日(水)19:01


以前の書き込みが随分長くなっていたので、別項にさせてください。
今日、ようやく見てきました。危ないところでした。
だって、あんなにいい映画が今月限りなんですもの。

私が管理しているサイトと同じ内容なんですが、わざわざお越しいただく
のもなんですから、コピーさせていただきます。

今月限りの上映です。この映画はお勧め度1です。
先ず、映画としてよくできてると思います。
画面と音楽がいい。そして子役たちがすばらしいです。

これが実話だったら、「隣の不幸は鴨の味」という感じになるので
おすすめするのを考えてしまうのですが
子供の成長を描いた映画としてとらえるなら
悲劇でも見る価値があるように思います。

*この映画を見ていて、black lamb という言葉を思い出しました。
白い羊の中で一匹だけ黒い、もてあまし者という意味にも使われる言葉。
でもエルマンノ先生の解説によれば、黒い羊は皆の罪まで1人で背負って
しまうので黒いのだと。これ以上の解説はネタばれになるので省略します。

ところで茶緒さん、
今日tutayaで「ニルヴァーナ」を探してもらいましたら、棚にはなくても予約
することができました。万歳です。ただし、カードの更新を怠って、もう使えない
と思って捨てた可能性があるので、もう一度部屋中を探し回ってから借りに
いかなきゃなりません。未更新のカードでももっていれば入会金が10円ですむそうです。

これからは調べてから捨てることにしようと反省した私。

端末:p2052-ipad512marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
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投稿者/茶緒さん
投稿日/2004年4月14日(水)20:22


Signora Forseさん、こんにちは。

「ニルヴァーナ」見つかってよかったですね。でも、少しだけ無気味で気色悪いシーンがあるのでご注意ください。決してスプラッターなものではないのですが。

「ぼくは怖くない」よかったですよね。dvdをネット注文してしまいました。ステファノさまの「il Giovane Casanova」と一緒に。

端末:FLA1Acu192.tky.mesh.ad.jp
 5月は銀座テアトルで
投稿者/きみちホームページ
投稿日/2004年4月20日(火)10:55


タイムズスクエアでの上映は今月いっぱいですが、5/1から5/14まで銀座テアトルで上映しますので、今月都合のつかない方は、来月銀座でどうぞ。

>そして子役たちがすばらしいです。

ほんとうにそうですね。メインのふたりはもとより、妹も友だちも、それぞれ個性が出ているなあと思います。

茶緒さん、「ぼくは怖くない」のdvdを注文したんですか?!素早い。これは、日本盤が出ると思うので、私は”待ち”です。代わりと言うわけではないんですが、先日、原作本の方を買いました。坂東眞砂子さんのエッセイ「聖アントニオの舌」と一緒に。イタリア映画祭の待ち時間のお供です。(^^)

端末:210-194-134-34.home.ne.jp

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