イタリア映画のひとびと > F-J
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◆ Federico Fellini フェデリコ・フェリーニ | (1920/1/20 〜 1993/10/31) リミニ、 イタリア 生まれ |
作品
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脚本家としてスタートしたフェリーニは、ネオ・レアリズモの巨匠ロッセリーニについて仕事をしていたにもかかわらず、自らの作品では、スタジオ内の撮影を好む監督であった。一見、街中に見える景色もチネチッタ内に作られたセットであることも。 初期の作品は社会の底辺に生きる人々に焦点をあてたものが多いが、「甘い生活」以降はストーリー性が希薄な、自身のイメージをコラージュしたようなユニークな作品が多い。 1993年10月31日に永眠したフェリーニの葬儀は国葬であった。告別式はローマのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂とチネチッタ撮影所、そしてフェリーニの故郷リミニで行われた。もちろん、映画監督が国葬にされたのは初めてである。 なお、フェリーニのお墓は彼の出身地であるリミニにある。(リミニのインフォメーションで場所を確認できるとのこと) ![]()
→ Official site
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◆ Francesca Archibugi フランチェスカ・アルキブジ | (1960/5/16 〜 ) ローマ、 イタリア 生まれ |
作品
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TV、舞台の女優としてそのキャリアをスタートさせたアルキブジ。その後、ローマの国立映画学校で映画製作を学び、映画監督に。 ドラマチックな展開やダイナミックな手法とは対角に位置するような、身近なところにテーマを求めた堅実な作りの作品が特徴。取り上げるテーマや時代は様々だが、共通しているのは、丁寧な人物描写。特に少女の心理描写については、特筆に値する。 なお、ほとんどの作品の音楽を手がけているのは夫のバッティスタ・レーナである。 ※ 2001年のイタリア現代映画祭での舞台挨拶に登場した彼女は、そのキャリアや年齢を思わせないほど、若々しくかわいい人でした。(^^) |
◆ Francesco Rosi フランチェスコ・ロージ | (1922 〜 ) ナポリ、 イタリア 生まれ |
主な作品
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ネオ・レアリズモの流れを組む社会派映画で知られる監督。 |
◆ Franco Zeffirelli (フランコ・ゼフィレッリ | (1923 〜 ) フィレンツェ、 イタリア 生まれ |
主な作品
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映画監督であると同時に舞台やオペラの演出家としてもその名を知られる。手がけた映画の作風も、歌などの舞台的な要素が盛り込まれている。映像も美しいものが多い。 |
◆ Gabriele Salvatores ガブリエーレ・サルヴァトレス | (1950 〜 ) ナポリ、 イタリア 生まれ |
主な作品 |
◇ Giancalro Giannini ジャン・カルロ・ジャンニーニ | (1942 〜 ) ラ・スペツィア、イタリア 生まれ |
主な出演作
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ローマの国立演劇アカデミーで学んだ後、舞台デビュー、後に映画へ。 吹替えを担当することもあり、「ルートヴィヒ」ではヘルムート・バーガーの、「太陽は夜も輝く」ではジュリアン・サンズのイタリア語吹替えを担当している。 |
◆ Giuseppe Tornatore ジュゼッペ・トルナトーレ | (1956/5/27 〜 ) バゲリーア(パレルモ近郊)シチリア、 イタリア 生まれ |
作品
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監督2作目の「ニュー・シネマ・パラダイス」の大ヒットで一躍有名に。 劇映画以前のトルナトーレはドキュメンタリー映画を数多く撮っているというが、その後の作品でも、彼の故郷シチリアを中心に南イタリアが抱える問題を多面的に描き出している。
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◇ Greta Scacchi グレタ・スカッキ | (1960 〜 ) ミラノ、イタリア 生まれ |
主な出演作
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イギリス人の父とイタリア人の母の間に生まれる。ミラノ生まれだが、少女時代はイギリスで過ごし、一時期住んだオーストラリアで舞台女優としてのキャリアをスタート、その後イギリスへ戻り、演技を学ぶ。 |
◇ Helena Bonham Carter ヘレナ・ボナム=カーター | (1966/05/26 〜 ) ロンドン、イギリス 生まれ |
出演作
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コスチューム・アクトレス(日本でいえばさしずめ「時代劇女優」か)といわれるほど、20世紀初頭以前の時代設定の作品に多く出演しているが、最近ではそのイメージを打ち破るような作品への出演がめだってきた。 学生時代にトレヴァー・ナン監督の作品、 「レディ・ジェーン」 に出演したのをきっかけに女優業へ。 曾祖父はイギリス元首相のハーバート・ヘンリー・アスキス伯爵。 ケネス・ブラナーと一時同棲していたことも。 → Fan
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◇ Jean Reno ジャン・レノ | (1948 〜 ) モロッコ 生まれ |
主な出演作
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モロッコ生まれであるが、両親はスペイン人。 日本では、「グラン・ブルー」のエンゾ役で注目された。渋い役柄も多いが、コミカルな役も器用にこなす俳優である。 |
◇ Julian Sands ジュリアン・サンズ | (1958 〜 ) ウエスト・ライディング、イギリス 生まれ |
主な出演作 | 映画デビューは1980年の「ブロークン・イングリッシュ」だが、注目されたのは「眺めのいい部屋」の大ヒット以降。現在はイギリスを代表する国際俳優の一人である。 アマチュア時代には劇団を結成し、自作の戯曲を上演したりしていたこともあるという。 |
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